株式会社みずほフィナンシャルグループ WebSuites導入


Web戦略を実現する上で日々活用。
Webサイト品質管理の自動化で業務効率化。
株式会社みずほフィナンシャルグループ
コーポレート・コミュニケーション部
Web企画チーム
春田英利子さん・植村亜希さん
概要
2009年6月、Webサイト総合検査サービス「WebSuites」を用いて、主要企業300社のWebサイトに対する品質を調査した「Webサイトクオリティランキング」が発表されました。首位は高得点を獲得した株式会社みずほフィナンシャルグループ。今回、同社の担当者に、Webサイトの品質維持・向上、オンラインリスク管理などについてお話を伺いました。
Web戦略上、「セキュリティ」「ユーザビリティ/アクセシビリティ」の対策が必須

Web企画チーム
春田英利子さん
まず、WebSuitesの検査対象となるWebサイトについて教えていただけますか?
春田 当社は、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行等の金融機関を子会社に持つ持株会社です。Webサイトでは、株主・投資家の皆様に向けて、財務資料等のIR 情報を提供しています。また、採用の面では、各子会社において採用を行っているのではなく、みずほグループとして採用活動を行っています。そのため、学生・採用希望者への情報提供も行っています。さらに、みずほグループを知ってもらうために、グループ会社の情報についても掲載しており、各グループ会社サイトのポータルサイトという役割も担っています。
Webサイトについて戦略上、特に重視していることは何でしょうか?
春田 当社がWebサイト戦略上、特に重要視していることは、「セキュリティ」と「ユーザビリティ/アクセシビリティ」の2点です。セキュリティについては、「どなたでも安心してご利用いただけるWebサイトを提供していくことが金融機関の務め」であると考えています。ユーザビリティ/アクセシビリティについては、様々なお客さまが快適にWebサイトをご利用いただける環境を提供できるよう、WebSuites等のツールを利用しながら、日々品質の向上に努めています。Webサイトの表示に時間がかかりすぎないようファイルサイズの大きなページをチェックしたり、リンク切れチェックしたりするなど、 WebSuitesの機能を最大限に活用しています。こうしたWebサイトにおける取り組みを通じて、みずほフィナンシャルグループのブランド価値をさらに向上させていきたいと考えています。
2006年にWebSuitesを導入されていますが、そのきっかけもWebサイトの「ユーザビリティ/アクセシビリティ」など品質の維持・向上のためといえますね?
植村 そうですね。2006年末、当社及びグループ各社サイトを全面リニューアルしました。それまで、当社・グループ各社Webサイトは、サイトデザイン、カラー等は統一されていたものの、ユーザビリティ/アクセシビリティ等のコーディング基準がなかったため、ページ毎の品質のばらつきが非常に目立ちました。そこで、全面リニューアルのタイミングで、Web標準に基づいた各社共通のガイドラインも定め、高水準なコーディング品質を実現しました。その際並行して、リニューアル完了後も膨大なページ量の品質の水準維持・向上を図るための方法を検討していたところ、Webサイトの品質等をシステマティックにチェックするWebSuitesの存在を知ったのです。
WebSuites導入の際、Webサイトの問題点や課題について、御社で把握され、改善をするタイミングだったのですね?
植村 そうですね。当社Webサイトでは、ページ数が多いうえに、ページ毎にコーディング品質のばらつきがあり、ユーザビリティ/アクセシビリティに関わる品質対策も十分なものでありませんでした。また、それをチェックする人員体力も万全とはいえませんでした。目視によるチェックなど人的な部分でカバーできないところも、WebSuitesなら自動的にWebサイトの隅々までチェックして問題点を探し当ててくれるなど、業務の効率化という面でも魅力がありました。
Webサイトの品質管理は、高信頼チェックツールに任せて業務効率化

Web企画チーム
植村亜希さん
WebSuites導入に際して、心配事や懸念点というものはありませんでしたか?
植村 WebSuitesは、チェック内容が細かくチェック項目数もボリュームがあります。それを十分に活用できるだけの人員的な体力について、正直申し上げて多少の不安がありました。WebSuites導入当初は、リンク切れ、Title属性の漏れなど、多くのユーザに影響しそうな項目の優先順位を上げてエラーを消し込んでいきました。それらのエラーが少なくなってきたところで、ちょっとずつ見ていく項目の範囲を広げていくようにすることで、少ない人数で効率的に運用できるようになりました。
WebSuitesを活用したWebサイトの運用、その感想について教えていただけますか?
春田 ページ数が膨大なため、人の目ではカバーできない部分を、こうした検査ツールを利用することで、定期的にチェックが可能になったことは大きいです。また、コンテンツの小規模リニューアルを行った際などは、すぐにチェックができるように、クロールタイミングをリニューアル直後に変更していただける柔軟なサポート体制も私たちにとっては有難いです。
WebSuites導入前後の変化、改善された個所など、具体的なものがございましたら教えていただけますか?
春田 2008年初めにWebSuitesがバージョンアップしましたが、それまでよりも、さらに細かいレベルのチェックが可能になりました。過去から潜在的にあったJavascriptの実行中のエラーが判明し、修正後は、各ページの表示時間が早くなり、表示パフォーマンスが大幅に改善されました。特に海外からのアクセスでは顕著に現れました。
WebSuites利用に関する業務体制や作業フローについて教えていただけますか?
植村 現在、週末にWebSuitesの定期クロールを実施しています。その結果を受けて月曜日、当社Webサイト運用担当者が先週分の状況をピックアップし、電子回覧にて関係者に回覧します。各担当者は回覧が回ってきた時点で、その内容を調査のうえ、対応方針を検討して、電子データに書き込み、次へ回覧するといったフローとなっています。運用担当者は、項目ごとに対応方針に沿って改善をしていきます。毎週必ず行うことで、最初多かったエラー項目も徐々に減り、今では数箇所確認するだけでよくなりました。
今回、バーチャルコミュニケーションズが調査した主要企業300社の「Webサイトクオリティランキング」(2009年6月実施※)では1位になりましたね。
春田 そうした評価については、一担当者として、嬉しいことではありますが、それを維持し続けていくことが重要です。今後、このツールをグループ全体で有効活用し、品質向上に役立てていきたいと考えています。
※Webサイトクオリティランキングは、「WebSuites」を用いて、主要企業300社のWebサイトに対する品質を調査したもの。
最後に、企業のWeb戦略に関わる方からのメッセージとして一言いただけますか?
植村 当社では、ユーザビリティ/アクセシビリティに配慮しながらサイトを構築するようにしていますが、人間が目で見て行うチェックには限界があり、サイトの規模が大きくなればなるほど、検査ツールでのチェックに頼らざるを得なくなります。WebSuitesのように信頼性が高く、詳細な検査ができるツールを活用することで、チェックにかける時間も短縮でき、企画業務等の本来業務の時間を確保することができます。

春田 昨今、Webサイトの重要性は益々高まり、新聞・雑誌・ラジオを越えてテレビに匹敵するメディアになりました。また、日本国内のみならず、世界への情報発信を行うことのできるメディアでもあります。特に金融業においては、取り扱う商品・サービスの性質上、その位置付けは極めて高いと言えます。みずほグループにおいても、Webサイトはお客さまに対する情報提供の重要なメディアであり、サービスをご提供する上で重要なチャネルでもあります。Webサイトの充実度はその企業のお客さまへの姿勢を如実に表します。これからもセキュリティの水準を高く保つことはもちろん、お客さまにとって使い勝手のよいWebサイトを提供していきます。
ありがとうございました。
